玉城眼科|眼科一般、小児眼科、白内障・緑内障の治療、コンタクトレンズ(小岩駅より徒歩5分)

医療法人社団 玉城眼科

日帰り網膜硝子体手術

日帰り網膜硝子体手術

眼球の中には硝子体という約99 %水分でできている卵の白身のようなゼリー状の組織が存在します。
その奥には網膜というカメラのフィルムにあたる組織があります。

  • 網膜
  • 硝子体

糖尿病や高血圧の状態が悪いと、硝子体中に混濁や出血が生じ、光が網膜まで良く届かないため視力低下をきたします。また加齢に伴い硝子体の変性が起きると黄斑前膜や黄斑円孔といった病気が生じて変視症や視力低下をきたします。さらに硝子体の変性が強いと、網膜剝離のような失明に至る病気が生じます。
硝子体手術は眼内の濁りや出血などを硝子体と一緒に除去して、網膜の状態を改善させる手術です。

  • 硝子体出血(軽度)
  • 硝子体出血(重度)
  • 網膜剥離

網膜硝子体手術の適応疾患

糖尿病網膜症

糖尿病のコントロールが悪い状態が継続すると網膜の毛細血管が閉塞して網膜の循環障害が生じます。その結果、出血や黄斑部の浮腫が起こり、視力が低下します。
さらに進行すると著名な出血や牽引性の網膜剥離が起こり、視力が著しく低下する病気です。

黄斑前膜

黄斑(網膜の中心部)が障害されると視野の中心が見えにくくなり、視力が低下します。
黄斑前膜は黄斑の前に膜が張り、物が歪んで見えたり、色がくすんで見えたりして視力が低下する病気です。

黄斑円孔

黄斑円孔は硝子体の変性が生じ、網膜の中心部の黄斑に穴があく病気です。
そのため視野の中央が見えなくなり強い歪みを自覚し、非常に視力が低下する病気です。
早期に手術をすれば円孔の閉鎖する可能性は高く、視力も改善します。

網膜剥離

硝子体の変性と収縮が起きると網膜に牽引がかかり網膜が裂け、その下に水が入り込み網膜剥離が起きます。
網膜剥離の症状は急に黒いカーテンがかかったように視野が狭くなり、中心部まで進行すると著名な視力障害を引き起こす病気です。
治療が遅れた場合は失明する可能性もあり、早急な手術が必要です。

硝子体出血

網膜の血管などが切れて出血し、硝子体腔に出血が溜まった状態を硝子体出血と言います。
光が出血により網膜までうまく届かないため、視力障害を引き起します。
糖尿病網膜症、網膜静脈分閉塞症、裂孔原性網膜剥離、加齢黄斑変性などが原因となって引き起こされることが多いです。